離婚しても家は手放さない|住宅ローン2000万円を選んだ私の理由
ごきげんよう。
離婚を考えたとき、
一番悩むのは「お金」よりも——
“住まいをどうするか”ではないかしら。
この家を手放すべきか。
それとも、背負ってでも守るべきか。
私も同じ場所で立ち止まったのよ。
この記事ではね、
住宅ローン約2000万円を背負ってでも家を守ると決めた理由と、
そのとき私が向き合った現実をお話しするわ。

迷っているあなたの、ひとつの判断材料になればうれしいわ。
私は「家を守る」を選んだわ
離婚=リセット。
そう言われることも多いけれど、
本当に全部リセットする必要があるのかしら。
家具も、インテリアも、暮らし方も。
全部やり直し。
…正直ね、それは「再出発」じゃなくて、
“自分を削ること”にも感じたのよ。
私は、
家の名義を変えて、住宅ローン約2000万円を借りて、
この家に住み続ける道を選んだの。
理由はシンプル。
- 自分で選んできた空間を、手放したくなかったから
- 今の生活レベルを落としたくなかったから
これはね、贅沢でも意地でもないのよ。
「自分の人生を守る選択」だったの。
なぜそこまでして守りたかったのかしら
家ってね、ただの箱じゃないのよ。
- 休日にゆっくりコーヒーを飲む場所
- 疲れて帰ってきて、ほっとできる空間
- 自分で選んだ家具やインテリアに囲まれる安心感
これ全部、
“積み重ねてきた生活そのもの”なのよね。
それを手放すって、
想像以上にダメージが大きいの。
しかもね。
離婚って、
それだけで十分すぎるほどしんどいのよ。
そこにさらに——
- 引っ越し
- 大好きな家具の処分
- 生活の再構築
これが重なるとね、つらすぎるわ。
だから私は思ったの。
「せめて、この家だけは守ろう」って。
実際どう進めたの?そんなに簡単じゃないのよ
まず必要だったのが、銀行の確認と審査よ。
住宅ローンってね、
家や土地を担保にして借りているお金なの。
だから勝手に名義を変えることはできないのよ。
誰の名義で、誰が返済していくのか。
そこは銀行にとって、とても大事なところだから。
元の契約者から、私ひとりに変えられるのか。
そもそも、私に返済していく力があるのか。
「名義を変えたいです」で済む話じゃない。
ここが最初の大きなハードルだったのよ。
審査って、思っているより現実的よ
住宅ローンの審査。
これね、新しく借りるのとほぼ同じなの。
- 収入
- 勤務状況
- 年齢
- 他の借入
全部チェックされる。
つまりね。
「気持ち」では通らない。
「現実」で判断されるのよ。
お金の現実、思っていたよりずっと厳しかった
当時の住宅ローンは、約3,300万円残っていたの。
そのまま引き継ぐなんて無理だったわ。
審査の結果、私の条件では
住宅ローンは約2,000万円が上限だったのよ。
だから私は、
約1,300万円を繰上返済して、
残りを借りるという選択をしたのよ。
簡単な決断じゃなかったわ。
でもね。
私は、この家を手放したくなかったの。
「ここで、ひとりで生きていく」って決めたから。
忘れてはいけないのが、財産分与よ
離婚で共有財産対象の持ち家を引き継ぐなら、
「財産分与」の整理が必要になるの。
そのために必要なのが、離婚協議書の作成よ。
さらに、公正証書にしておくと、安心感は上がるわ。
家をどちらが引き継ぐのか、
きちんと書面に残すのよ。
口約束ではダメ。
後から
「言った・言わない」になると、本当に大変だから。
所有権移転登記=人生の覚悟だったわ
そして最後に、土地建物の名義変更(=所有権移転登記)。
これはね、ただの手続きじゃないの。
この家の責任を、全部ひとりで背負うこと。
これから先も、ここで生きていくと決めることだったのよ。
登記の手続きは専門的で、必要な書類も多いの。
自分でやる自信はなかった。
だから私は、銀行に紹介してもらった司法書士の方にお願いすることにしたのよ。
元夫の側の手続きも含めて進めてもらえたことは、
本当に大きかったわ。
ひとりで全部やろうとすると、
どうしても行き違いや負担が大きくなるから。
費用はかかるけれど、
確実に進めるためには、その選択が一番安心だった。
実際どうだった?正直な現実よ
もちろんね、いいことばかりじゃないわ。
負担は、確実に重くなる
住宅ローンは約2000万円。
毎月の支払いはしっかりある。
「気楽」ではないわ。
それにね。
ただ払っていけばいい話じゃないのよ。
この先もちゃんと完済できるのか。
収入は維持できるのか。
いつまで働けるのか。
そういうことを現実的に考えながら、
無理のない資金計画を続ける必要があるの。
でも、その代わりに得たもの
- 生活環境が崩れなかった
- 精神的に安定した
- “自分の居場所”を守れた
これがね、本当に大きいの。
とくにね、ひとり暮らしになったとき——
「帰る場所がそのままある」
これ、想像以上に救われるのよ。
4LDKの一戸建てに、ひとり暮らし。
最初は少し広すぎるかしらって思ったけれど、
——悪くないわよ。
贅沢な暮らしはできないけれど、
この住まいだけは、私にとっての贅沢。
そしてね。
子どもたちが、いつでも帰ってこられる場所を守れたこと。
これも、とても大きかった。
静かな時間も、自分のペースも、
全部この家の中にあるの。
迷っているあなたへ|判断の軸はこれよ
よくあるのは、
- 離婚したら家は売るべき
- ローンはリセットするべき
こういう考え方。
でもね。
それって“正解”じゃなくて、
“選択肢のひとつ”にすぎないのよ。
人によっては、
売って身軽になるほうが楽な人、
環境を変えたほうが前に進める人もいるわ。
でも逆にね。
今の生活を守ることで、再スタートできる人もいる
私は、後者だったの。
もし今、迷っているなら——
この3つで考えてみてほしいの。
① 無理なく払えるか(現実)
② この家にどれだけ愛着があるか(感情)
③ 手放した後の生活を想像できるか(未来)
どれか一つでも「無理」と思うなら、
無理に背負う必要はないわ。
でもね。
全部クリアしているなら——
守る選択も、ちゃんと“あり”なのよ。
離婚ってね、
「何を失うか」ばかり考えてしまうけれど。
本当は違うの。
「何を残すか」を選ぶタイミングなのよ。
私は、家を残した。
その結果——
生活も、気持ちも、大きく崩れずに済んだわ。
だからね。
誰かの正解じゃなくていい。
あなたが納得できる選択を、してほしいのよ。

